バンガード五郎 ETFを買う

バンガードの低コストインデックスファンド・ETFをバイ&ホールド

債券ETFと金利【BND】

 

f:id:iceman893:20180926103214j:plain

バンガード五郎です。

米10年債の利率が3%を超えて、26日にはFRBさらなる政策金利見通しで、利上げ継続への積極姿勢を示す可能性が出てきています。一般に金利が上昇すると債券価格が下がります。今日はその点について確認していきます。

 

金利上昇が債券に与える影響

例えば、2年後に満期を迎える価格100円で利回り2%のA債券があるとします。

このA債券に投資すると1年後には2円の利子が、そして2年後には2円の利子と100円の額面の合わせて102円の合計104円がもらえます。

仮にその1年後、金利が上昇したとします。そうすると、上昇した金利で新たな債券は発行されます。

例えば、1年後に満期を迎える価格100円で利回り3%のB債券が発行されたとしましょう

このとき債券投資家はどちらを買うでしょう。

この時点で1年前に発行されたA債券も、新たに発行されたB債券も残存期間は1年です。
しかし、B債券では、1年後に3%の利子がもらえますが、A債券では2%の利子しかもらえません。

価格が同じ100円なら、A債券を選ぶ人はいません。同じ100円を払って債券を買うならば1年後に102円をもらえるA債券よりも、103円もらえるB債券を買うに決まっています。

ここでA債券を売ろうとすると、100円よりも値下げして、投資家にとって、B債券に投資するのと同じ利回りになるような値段にしなくては買い手はいません。

このようなしくみで金利が上昇すると、債券の価格が下落することになるのです。

 

 

金利下落が債券に与える影響

それでは反対に金利が落ちていく場合に債券はどのような影響を受けるでしょう。A債券が利回り2%で後発のB債券が1%の利回りで先程と同様に考えていきます。

A債券に投資すると1年後には2円の利子が、そして2年後には2円の利子と100円の額面の合わせて102円の合計104円がもらえます。

その1年後、残り1年で満期を迎える価格100円で利回り1%のB債券が発行されたとしましょう

このとき債券投資家はどちらを買うでしょう。

もうおわかりですよね、A債券を買うに決まっています。

つまり市場ではA債券(利回り2%)がB債券(利回り1%)の水準になるところまで価格が上昇して取引されることになるのです。

 

BNDの使い方

老後の資産運用に向けて、年齢に合わせ徐々に債券ETFの比率を上げることでリタイア後に資産を減らさない運用に向いています。そして毎月分配なので、投資額が大きければ年金のような使い方ができるのも人気の理由です。

また安定した値動きから外貨の一時預かり所として使うのもアリかなと思います。

資産を増やす段階での必要性は感じられませんが、そのディフェンシブ性から絶対に資産を減らしたくない人からの需要はありそうです。またBNDをPFに組み入れることにより、リセッション時はポートフォリオの下落幅を抑えてくれます。

 

バンガード債券ETF【BND】のチャート(stockcharts.com)

f:id:iceman893:20180926110109p:plain

このところ利上げ観測から取引値は下降しています。しかしBNDの値動きの幅は2〜3ドルまでと限定的です。今後もさらに長期金利が上昇すれば一段と割安になり、インカム重視の投資家にとっては絶好の買い場となるかも知れません。

 

投資は自己責任でお願いいたします。

 

投資にリスクはつきものです。自己責任でお願いいたします。